就活を経験された方々なら
ご存知だろうが
選考での結果が振るわないときに
ネテロ会長のように
「それは悪手じゃろ」と言わんばかりに
「お祈りメール」という激励文が
学生のスマホを直撃する
まさに
不可避の速攻なのである
この無慈悲の咆哮に対して
学生はただただ
為す術もなく破れる以外に無いのか
そこで
今回はもしも仮に「お祈りメール」貰った場合の
対応戦略を
ネテロ会長から学んでいく

面接 太郎様
先日は、弊社の面接にお越し頂きまして、
誠に有難う御座いました。
慎重に検討をさせて頂きましたが、誠に残念ながら、
今回は貴意に添いかねる結果となりました。
不本意な結果となり大変恐縮ではございますが、
何卒ご了承いただければ幸いです。
末筆ながら、貴殿の今後益々のご活躍を
お祈り申し上げます。
××株式会社 採用担当


面接太郎 22歳 冬
度重なる「お祈りメール」により
己の肉体と志望理由に限界を感じ
悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果は
面接にて己の無知を知らしめてくれた
人事への感謝であった
自分自身を育ててくれたフィードバックへの限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
一日一万回
感謝の「お祈りメール」への返信
気を整え・拝み・祈り・構えて・キーボードを叩く!!
「お世話になっております…」から始まる
一連の文を構成するのに当初は1~2分
一万回を送信するまでに初回は160時間以上
ほぼ一週間を費やした
突き終えれば倒れ死んだように寝る
起きてまた打ち込むを繰り返す日々
2ヶ月が過ぎた頃
異変に気付く
一万回送信してもても日が暮れていない
大学3年生を超えて完全に羽化する
感謝の返信一万回
1時間を切る!!
代わりに
パソコンの買い替え頻度が増えた
度重なる迷惑行為に
痺れを切らした
人事に呼び出される
そこでおもむろに
macを取り出し
ゆっくりと拝むような
ポーズを決め叩く
面接太郎のタイピングは…
音を置き去りにした
ざわつくオフィス
「きっ気のせいだよな一瞬腕が消えて…」
「音が後から…」
人事「観音様がおいでなさったどうか内定をおぉぉぉ」
怪物が誕生した