正直にいうと

就活を行っていた大学生のとき

満員電車に乗るサラリーマンを見て

「ああわなりたくない」と思っていた。

だが、実際に働いて見ると

想像を絶する苦労の連続で

ひたすら悶える日々が続いている。

大学生のときは

知らない人でも

簡単に話をうんうんと聞いてくれたが

社会人になると

警戒心のハードルが一気に高くなる

最初から話を聞いてくれることはまずない。

それはそうだろう

向こうも仕事がある中で対応しているのだ

平凡な営業なら

葬式の木魚よりも退屈に感じることだろう

そんなこんなで1週間が過ぎて

スクラップアンドビルディング

のスクラップのみを

ただただ経験して

どんどんと自分の尊厳が矮小になっていくのを感じていた。

このままだと僕は会社の窓際どころか

壁と同化して誰にも気づいてもらえず

「塗り壁さん」などというあだ名をつけられる

そんな未来を想像していた

様々な不安要素ばかりが

頭を支配する満員電車の中

ふと周りを見ると

私よりも一回りもふた回りも年上の

いわゆるおっさんと言われる種族が

たくさんいることに気づいた

彼らを観察すると

このキャパオーバという言葉を超越し

電車が変形するほどの満員電車の車内で

なんと悠々と新聞を読んでいるではないか

激しく揺れる車内で

つり革も掴まず新聞を読むことが

容易なことだろうか

少なくとも満員電車と縁のない生活を送っていた

私には不可能だということはわかった

他にも

Kindleではなく分厚い本を読む人がおり

見ていると

おもむろにもぞもぞと動き出し

何をするのか期待していると

いきなり私の目の前にクロスワードが飛び出してきた

一体どこから出したのだ

そして彼はいったい何冊の本を持ち歩いているのだ

私はこの鉄人を目の前にして様々な疑問が浮かんだ

そんな私を置き去りにし

胸ポケットに入っていたペンで

問題を淡々とこなしていく

何度もいうがフェスの最前線のような混沌とした状態でだ

さらにいうと

腕を組んで仁王立ちの如く

寝ている人もいるではないか

しかもビクともしない

彼の体幹はトップアスリート並ではないだろうか

さながら

ワンピースの白ひげのように

https://ameblo.jp/oruioruitennis/entry-10807022029.html

キングダムの王騎将軍のように感じた

https://matome.naver.jp/odai/2144204126921331001/2144207677948688403

このような境地に辿り着くまでに

一体どれだけの苦労があったのかは

今の私には想像すらできない

とにかく満員電車という混沌とした場で

様々な人の生活を知ることができるので

是非とも学生は進んで朝の満員電車に飛び込んで欲しい

そうすることで

自分の父親や普段は冴えないイメージを植え付けられているサラリーマン

一人一人が一騎当千の猛者に見えてくるに違いないだろう。